下克上転職術(RESEARCH part2)

こんにちは、池谷です。

前回(RESEARCH part1)の続きとして、今回は下克上転職術(RESEARCH part2)を書いていきます。

今回の下克上転職術(RESEARCH part2)では、前回お伝えした通り、

あなたが転職を希望する企業の

人事が、面接に呼びたくなってしまう志望動機の書き方、職務経歴書の書き方

そして、

面接で人事が求めている答えが手に取るようにわかり、それを答える方法

をお教えします。

 

そして、この後に書かれる本文を読む前に、RESEARCH part1で紹介した以下のこと

・どの業界の企業をメインに受けていくか決めた

・その業界にどんな企業があるかをリストアップした(30~50社)

・転職サイトに登録した

・転職エージェントに登録した

 

これらの中で未完了の部分がある場合は、完了してからこの記事の本文を読むと、より内容がわかりやすくなりますよ。

 

では、ここからが本文です。

業界が求めている人物像をリサーチする

まずはあなたが転職を考えている業界が求めている人物像を調べてください。

「人物像」というと抽象的なので、もう少し具体的にすると、

人物像 = スキル + 人間性

と考えてください。

なぜ業界が求めている人物像をリサーチする必要があるのか?

その理由は、業界が求めている人物像を調べ、あなたがその人物像になりきるためです。

これが今回お話ししたい最も重要なポイントです。業界が求めている人物像を調べ上げ、「私はまさに人物像に合致した人材である」ということを人事に理解させることが非常に重要なのです。

 

なぜ業界が求めている人物像にならなければいけないのか?

RESEARCH part1で紹介した通り、転職は恋愛に非常に似ています。

好きな人のハートを奪うために、自分は好きな人が求めている人物になる必要がある。

これは転職でも同じです。

転職したい業界の企業から内定をもらうためには、まずはその業界から求められる人物を知り、そして求められる人物にならなければいけないのです。

業界が求めている人物像をリサーチする方法

1。その業界の人が出している本を3冊読む
2。その業界の人が書いているブログやコラムをweb上で見つけて読む
3。その業界で働いている人に直接聞いてみる

人物像の具体的なリサーチの仕方

まずはその業界の人が出している本を3冊は買って読みましょう。

そうすれば、かなりその業界が求めている人物像がわかってくるはずです。

具体例を出しましょう。

私がコンサルティング業界を受けよう!そして、コンサルティング業界ではどのような人物が求められているのか?を調べるパートとなったとき、以下の本を読みました。

(他にも2冊読みましたが、ここではこの一冊だけ紹介します)

この「生産性」という本は、マッキンゼーアンドカンパニー というコンサルティング企業出身の方が書いたものです。この書籍にはマッキンゼーが本当に求めている人材のことが具体的に書かれており、まさに私が求めていた「業界が求める人物像」に関する情報が獲得できたのです。

具体的に以下の情報が獲得できました。

 

業界が求めているスキル

・リーダーシップ

・フェルミ推定の問題が解ける(地頭力)

・ケーススタディー問題が解ける(地頭力)

・ロジカルシンキングができる。(論理思考力)

・業務をスムーズに遂行するためのコミュニケーション能力がある

・率先して情報を収集できるリサーチ能力がある

・企画を立ち上げ、それを上位にプレゼンする能力がある

・規模感のある企画を統括するためのマネジメント能力がある

・イシュー分析ができる

 

業界が求めている人間性

・クライアントファースト

・相手(クライアント)への思いやり

・プロジェクトを完遂するための責任感

 

ここでは客観的に本当にそうなのか?という事実は必要ありません。あなたが自分の主観で感じたこと、本を読んでいて書いたあったことを以上のように書き出してください。

同様にweb上でコラムを読んだり、ブログを読んだり、直接業界の人から聞いて獲得した情報も同じように分類していきましょう。

さて、ここまでであなたが転職してみたい業界が求めている人物(スキル+人間性)がざっくりとわかったと思います。コンサルティング業界であれば「論理思考力」とか「リーダーシップ」とか、こんな感じでワンワードでいいので書き出せましたか?

それらワンワードをここでは「ブレット」と呼びましょう。ブレット=弾丸(BULLET)の意

ブレットとはコピーライティング業界で使われる言葉で「相手へのメリット」となる言葉をブレットと呼びます。

そして、

あなたが転職してみたい業界が求めている人物(スキル+人間性)像として出した言葉、コンサルティング業界であれば「論理思考力」とか「リーダーシップ」はすべてブレットとなります。

コンサルティング業界の人間であれば、間違いなく「論理思考力」とか「リーダーシップ」という言葉に反応するでしょう。なぜなら、それらの言葉は業界人が普段から使っており、かつ最も興味がある言葉だからです。

 

しかし、転職面接において、このブレットは言葉単体では意味をなしません。

具体例はこちら↓

ただのブレットでは役に立たない

あなたは企業の面接官です。今日は13:00から池谷という応募者の一次面接が行われます。

一次面接を受けに来て、初対面の私が面接中に「私には論理思考力があります!!!!!!」と言ったら、あなたは信じてくれますか?

 

多分、信じてくれませんよね(苦笑)

「ほんとかよw」みたいに心の中では思っているでしょう。

 

だから、

先ほど箇条書きにして抽出した、あなたが転職してみたい業界が求めている人物(スキル+人間性)を表す言葉を、そのまま使っても効果はないのです。

 

でも、その言葉にあることをプラスするだけで、それはまさに

面接で人事が求めている答え

になるのです。

 

何をプラスすればいいか、わかりますか??

答えはこちら↓

「ブレット+自分の体験」で人事の心を奪え!

ブレットだけでは無意味。でも、自分の体験を添えることで、非常に説得力のあるブレットとなるのです。

 

説明だけではよくわからないと思うので、具体例を出しましょう。

(1)前提を疑い、問題を解決するための適切なイシューを考え、年間400万円のロスを削減
担当機器より年間400万円ほどのロスが発生していた。それをハードの面から解決しようと簡易的な治具を開発することにより、年間400万円ほどのロスを削減した。ちなみに、ロスの原因は、資材の下にあるゲート部分が少し中心からずれてしまうことにより、検査機が検知して、無駄バネ=ロスとなってしまうことが原因だった。当初はその異常商品を作り出す温度やエアーの量を調節することにより、ソフトの面から解消しようとしていた。しかし、それでは外気温や、湿度の影響を強く受け、どうしても完全に異常をゼロに出来ていない現状があった。そのため、私はソフトの面から改善を目指すという前提を疑い、ハードの面に着目することで、治具を開発し、年間400万円ほどのロスを完全にゼロにした。[体験部分]

以上、(1)より考察されるアピールポイント
前提を疑い、問題を解決するための適切なイシューを考えるためのロジカルシンキングができる。またイシューに答えを出すために行動し、自分がリーチ出来る限りの専門家の意見を求め、同じ部署のメンバーに協力を依頼するコミュニケーション能力がある。[ブレット部分]

これは実際に、私が転職活動をしているときに作成した職務経歴書の一部です。(具体的な商品の名前が入っていたので、その辺は抽象度の高い言葉に置き換えたことをご了承ください)

きちんと体験+ブレットになっていますよね。非常にシンプルですが、これくらいシンプルでわかりやすいほうが、読み手としても嬉しいはずです。

 

しかも、この[体験+ブレット]の方法は、未経験かつ異業種の転職に対して、非常に有用なのです!

実際に、具体例の[体験部分]を読んでください。

体験部分はメーカー企業で得た体験ですが、その体験をコンサルティング業界から抽出したブレットに繋がるようにしているのがわかりますか?

端的に言うと、

私がメーカー企業で働き体験する中で得た、このスキルは御社(コンサルティング企業)でも、役に立つスキルですよ!

ということを説明しているのです。

[体験+ブレット]、この方法は未経験かつ異業種の転職にも有効であることがわかっていただけましたか?

 

以上のように、

先ほど出したブレット一つ一つに、これまで働く中で得た体験を付随していくことによって、具体例のような非常に説得力の高い文章が作れますよね。

 

この文章は、実際に私が活用したように、

そのまま職務経歴書にも使えるし、転職サイトのレジュメにも使えるのです。

 

職務経歴書と転職サイトのレジュメはほぼ同じでいい

職務経歴書には履歴書のように、決まったフォーマットはありません。

そのため、職務経歴書は自分が作りたいように作っていいのです。

実際に私は自分がアピールしやすいように、職務経歴書を自分で作りました。

 

具体的には、先ほど書いたように[体験+ブレット]の形を何層も重ねた形になります。

 

(1)************************

[体験部分]*****************

以上、(1)より考察されるアピールポイント

[ブレット部分]***************

 

(2)************************

[体験部分]*****************

以上、(2)より考察されるアピールポイント

[ブレット部分]***************

 

(3)************************

[体験部分]*****************

以上、(3)より考察されるアピールポイント

[ブレット部分]***************

 

 

・・・・・

みたいな感じですね。

そして作った職務経歴書をそのまま転職サイトのレジュメとして登録しておきました。

これが

ただ待っているだけで、福利厚生が整ったホワイト企業からオファーをもらえる方法

企業の人事部は転職サイトに登録している転職希望者の中からオファーできる権限を持っています。そのため、転職サイトへの登録者を見て、自社にふさわしい人物を探しているのです。

しかし、多くの転職者は転職サイトに登録はするけど、レジュメはぶっちゃけ死ぬほどしょぼい。これが現実です。

つまり、レジュメはテキトーに書いているのです。

 

だから、目立つのは簡単ですよね。

ここで紹介したように[体験+ブレット]で書いた非常に説得力のある職務経歴書をそのまま転職サイトのレジュメに使えば、かなりの確実で人事の目に止まる。

「お!!!こいつなかなかいいじゃん!!」と。

 

実際に私はこの手法で、「こんな企業からオファーがきた!!!!w」とびっくりすることがたくさんありました。

もちろんオファーが来たからには、書類審査がなかったり、一次面接にも好意的に迎えてくれます。かなり合格率が高いんです。

自分で馬車馬の如く企業にアプローチするだけではなく、少しどっしり構えてみるのもアリですよ。

 

まとめ

長い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

この方法で多くの方の転職が成功すればいいなと考えています。

さて、次回の下克上転職では、

2日間かかっていた志望動機の作成を約1時間で終わらせる方法

をお話ししたいと思います。

この方法を知るだけで、かなり転職がかなり楽になると思うので、期待してください!!

では、また次の記事でお会いしましょう!!

次の記事はこちら↓

下克上転職術( job interview part)

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